【かんたん解説】デュアルSIMとは?利点と欠点やおすすめの組み合わせも紹介!

「デュアルSIMってなに?」「メリット・デメリットがしりたい」このお悩みを解決していきます。

結論、デュアルSIMとはスマホ1つで2つのSIMを使う方法のこと。

デュアルSIMはスマホ代の節約に直結します。初心者の方にわかりやすく解説するので参考にしてください。

デュアルSIM(デュアルシム)とは?

デュアルSIMとは、スマホ1つで2つのSIMを使う方法のこと。例えば、こんな使い方がデュアルSIMです。

  • iPhone12Proに楽天モバイルとpovo2.0のSIMを入れて使う

一般的には以下のようにnanoSIMというICチップのようなものを入れて使いますよね。

しかし、物理的に入るのは1枚。そこででてくるのが「eSIM」というやつ。eSIMをすごーく簡単にいうと、スマホの内部にあるSIMカードのこと。

その内部にあるSIMカードに、契約したSIMの情報をインストールすればネットが開通します。

最近のスマホはnanoSIM+eSIMのデュアルSIM運用ができるようにつくられています。(古い機種はeSIM未対応)

nanoSIMとeSIMのちがいをまとめると、

nanoSIM ⇨契約して、カード入れて、スマホで設定

eSIM ⇨契約して、インストールして、スマホで設定

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デュアルSIMには4つの種類がある【DSDVを推奨】

  • DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
  • DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
  • DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
  • DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)

かんたんに言うと、2つのSIMが同時に使えるかどうかの違いです。

デュアルSIMの違い
種類通話同時待ち受け通話中のデータ通信データ通信
DSSS(デュアルSIM・シングルスタンバイ)片方のSIMだけ通信可
DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)SIM1:4G(高速)
SIM2:3G(中速)
DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)SIM1:4G(高速)
SIM2:4G(高速)
DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)SIM1:4G(高速)
SIM2:4G(高速)

DSDVかDSDA対応スマホを選ぶのがいいですが、DSDA対応スマホは国内にはないのでDSDV対応スマホが最善です。

今使っているスマホがDSDV対応か調べる方法は、機種名+DSDV対応と検索するとわかります。古いスマホは非対応と考えましょう。

DSDV対応のiPhoneは、iOS 12.1 以降を搭載した iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降の機種。

【メリット5つ】デュアルSIMの利点

スマホ代を節約できる

1つの契約より、デュアルSIMで2つのSIMを契約したほうが月々の料金が安くなります。

ただ組み合わせによるので、安くなるおすすめの組み合わせを参考にしてください!

格安SIMを気軽に試せる

メインの回線はそのままに、格安SIMをサブ回線として契約すれば、気軽に格安SIMが試せます。

たとえば、こんな感じでお試し利用。

今はDocomoを使っている

楽天モバイルを使ってみたい

Docomoの解約はしない

楽天モバイルをサブ回線として新規契約

以上のようにDocomoの回線はそのままでも楽天モバイルの電波などの使い心地が試せます。

もし、使い心地がわるくてもメインの回線があるので安心して即解約できます。

スマホ1台で2つの電話番号

プライベート用仕事用で2台持ちしているなら、デュアルSIMだとスマホ1台で仕事とプライベートの使い分けができます。

また、LINEなどの電話番号登録のSNSアカウントを2つもてます。LINEのアカウントはスマホによって2つ所持することもできますよ。(ASUS/Xiaomi/OPPO/Galaxy/Huawei)

初心者でも意外とかんたんにできる

デュアルSIMってむずかしそう…と思うかもしれませんが、意外とかんたん。

デュアルSIMでスマホが使えるまでの手順をは2つだけ。

  1. もう一つのSIMを契約
  2. スマホでちょこっと設定

これだけ。

通信回線の状況によって使い分けができる

auの大規模通信障害を覚えていますか?数日間の圏外や音声通話ができないと大混乱でしたね。

デュアルSIMなら、もう一方の回線があるから通信障害なんてへっちゃら。なので、もしデュアルSIMでつかうなら、回線は別々にするといいですね。

メインがau回線なら、サブはDocomoというような感じです。

【デメリット3つ】デュアルSIMの欠点

デュアルSIM未対応のスマホがある

デュアルSIM(またはeSIM)に対応していないスマホがあるので、まず対応のスマホか確認しましょう。

デュアルSIM対応=eSIM対応なので、eSIM対応機種であるかをしらべるといいでしょう。調べ方は以下記事を参考にしてください。

usedoor

eSIMに対応しているiPhone・Androidにある『EID』 ドコモ・ahamoのeSIM設定時は必須となる数字3…

組み合わせによっては割高になる

デュアルSIMで使うと月々の料金が割高になってしまうこともあるので注意が必要。節約のためのデュアルSIMなら組み合わせたときの料金は計算しましょう。

バッテリーの消耗が少しはやくなる

デュアルSIMはバッテリーの消耗が若干はやいといわれています。ただ、使っている感じは全く気にならないので、そこまで心配しなくても大丈夫そうです。

おすすめの組み合わせ【povo2.0✕〇〇ならなんでもOK】

povo2.0✕〇〇なら、どんな組み合わせも相性がいですね。

  • 電話番号付きなのにトッピングしなければ月額0円
  • 大手auの電波エリアなのでつながりにくさの心配なし
  • 180日間で660円使う必要があるので実質月々110円だが安い

ひとつ注意が、povoを選ぶなら、もう一つはau回線以外で契約したほうが吉。通信障害対策のためですね。

では、おすすめの組み合わせの紹介です。お得に安く使える組み合わせは2つしかありません!

povo2.0 ✕ 楽天モバイル

この組み合わせがおすすめな理由は、楽天モバイルの良さを存分に活用できること。

楽天モバイルってこんな良さがありますよね。

  • 留守番電話が無料で使える
  • 楽天ポイントが貯まりやすくなる
  • 固定電話も無料になるRakuten Link
  • 高速無制限通信ができるのに業界最安値の価格

ただ、楽天モバイルは電波に不安があるので、大手のpovoを組み合わせることで電波エリアは解消。

楽天経済圏の人ならポイント還元で、povoの維持費(110円)なんて相殺できるでしょう。つまり、組み合わせの最適解といえます。

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povo2.0 ✕ IIJmio

この組み合わせがおすすめな理由は、2GBで月々550円で運用できること。

なぜ、この価格かというと、内訳をみてみましょう。

  • IIJmio ⇨ データeSIMギガプラン(2GB)…月々440円
  • povo2.0 ⇨ 180日間で660円以上の課金条件…月々110円

合計 月々550円

【IIJmioのギガプラン】

しかも、IIJmioのデータeSIMはDocomo系の回線になるので、povoが通信障害になってもDocomoでカバーできます。(逆もしかり)

徹底的に節約したい人に向いていますね。

デュアルSIMの設定方法や手順

デュアルSIMで使うには2ステップ!

ステップ1:eSIMを契約してスマホにインストール

eSIMの契約はnanoSIMとなんら変わりありません。「nanoSIMかeSIM」の選択画面でeSIMを選択すればOK。

インストールの仕方は契約会社によって若干の違いがありますが大きく分けて2つ。

パターン①:専用アプリでインストール

パターン②:QRコードの読み取りでインストール

パターン①:専用アプリでインストール

楽天モバイルは専用アプリでのインストール。しかも、めちゃかんたん。アプリ開いてボタン押していくだけ。iPhoneもAndroidも同じです。

専用アプリでのeSIMのインストールはこんな感じでおわり。するとSIMと電波が2つ認識されます。

あとはデュアルSIMの本体設定だけすればもう使えます。


パターン②:QRコードの読み取りでインストール

IIJmioという格安SIMのeSIMのインストールはQRコードの読み取り。QRコードは契約するとメールで送信されてきます。IIJmioはこんな感じ。

このQRコードををスマホで読み取るだけ。読み取り方は次の手順です。

読み取りが完了したら、こちらもSIMと電波が2つ認識されます。あとはデュアルSIMの本体設定だけすればもう使えます。

ステップ2:デュアルSIMで使えるように本体設定

デュアルSIMの本体設定でやることは2つ!

  1. メインで使うモバイルデータ通信の選択
  2. デフォルトの音声回線の選択

① メインで使うモバイルデータ通信の選択

手順は4つ

設定 ⇨ モバイル通信 ⇨ モバイルデータ通信 ⇨ メインを選択
これでYou Tubeみたりネット検索したりするときに使うメインのデータ通信設定はおわり。画面上の下部にスイッチがありますが、ONにしておくと電波が悪いと自動切替してくれます。

② デフォルトの音声回線の選択

デフォルトの音声回線の選択は、デフォルト通話アプリで発信するときに使う電話番号の設定です。

デフォルト通話アプリはスマホにもともと入っている通話アプリのこと。iPhoneでいうデフォルト通話アプリは以下。

手順は4つ!

設定 ⇨ モバイル通信 ⇨ デフォルトの音声回線 ⇨ デフォルトの音声回線を選択
ちなみに、着信は両方の電話番号でできます。あくまでデフォ通話アプリの発進時に使う電話番号の設定です。
これですべての設定は完了になります!

まとめ:デュアルSIMは思っているほどむずかしくない!

どうですか?意外とかんたんではないでしょうか。節約家にとってデュアルSIMは結構メリットがあります。

nanoSIMとeSIMのちがいをまとめると、

nanoSIM ⇨契約して、カード入れて、スマホで設定

eSIM ⇨契約して、インストールして、スマホで設定

デュアルSIMの利点(メリット)は、

デュアルSIMで使うには2ステップでおわり。

お得に安く使える組み合わせは2つしかありません。

ぜひ、デュアルSIMにしましょう。大きな節約になり、家計が楽になりますよ!ちなみに大手からこの方法に乗り換えるだけで、夫婦で年間約15万円の節約になりますよー。では!

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