「歯磨きって全員でやる必要あると思いますか?」~時間泥棒な保育士になるな~

保育士に問わず、子どもに関わる全ての大人に聞きたいことです。

「子どもから時間を奪ってはいませんか?」

なぜ私がこのように思ったか。

それはあるコミュニティでこんな問いが出ました。

『歯磨きって全員でやる必要があると思いますか?』

結論:ありません。

これを考察していきましょう。

なぜ一斉に歯磨きする必要がないのか

そもそも歯磨きってなんのためにやるのかを考えると必要か否かがわかります。

歯磨き:歯を健康(清潔)に保つため

それを考えると各々で磨けばいいですよね。

「一斉に歯磨きした方がまとまる」

「友達と磨いた方が歯磨きが嫌いな子も磨きますよ」

このような意見も出てくるのではないでしょうか。

一斉にすることで生じる弊害

・食べ終わった子の待つ時間が長くなる

これに限ります。

この待ち時間子どもの未来のためにもっと有効に使えないでしょうか。

私であれば、先に食べ終わった子から歯を磨いて絵本を読んだり、塗り絵をしてみたりと落ち着いてできることの時間に充てます。

じゃあ待つことの大切さを教えるには??

待つことの大切さを学ばせたいのであれば、先に楽しみがある状態で待つことを学ばせた方が最も有効です。

例えば…

ブランコ乗りたい!でも先にやってる人がいる。→待つ

鬼ごっこ友達とやりたい!でも友達今は遊べない。→待つ

こんな感じ。

ただ待たせるのは、大人の都合でしかないですよね。

一斉活動の目的とは

一斉活動の目的:仲間と一緒に行動することのたのしさを学ぶため

社会で生きていく以上、人との関わりは基本的には避けられません。

集団の中で、自分はどう動けばいいか・どの過ごし方が自分らしくいられるのかが子どものうちに知ることができたら、大人になってからもその経験が生きてきます。

原則として”たのしい”という感覚をもたせること。

子どもの未来を想える大人になるために

ただ過ごすだけでは教育者とは言えません。

活動や生活一つひとつの行動にねらい(目的)を持って子どもに接する

これを追求できたら教育者として『プロ』と言えるのではないでしょうか。

“後付理論”という言葉もありますが、それはねらい(目的)ありきのこと。

ねらったところ以外での姿や結果があった時に初めて後付できることです。

目的はなにか、子どもに何を伝えたいのか。

今後生きていく上で必要な力の基礎を培うかけがえのない時間です。

今何気なくやっていることも、一度「これってなんのため?」と疑問を持ってみてほしい。

本質も見抜き、変だなと思ったらできることを考え変えていってほしい。

子どもの過ごす時間の質が格段と上がります。

子どもの未来を想える素敵な大人を目指す人が増えますように。